あと600万円


AZは結構、電話が鳴る。

欲しくない営業の電話も少なくないが、
先日の電話の先から聞こえた第一報が「あと600万」でした。

コンサルを生業にしているものですから、様々な悩みにはできるだけ応えたい。

公衆電話からかけて頂いていたので、折り返しはできない。

慎重にお話を聞こうとしたが、まもなく電話は切れてしまった、、、

決して親切ではなかった自分の応対を後悔する、、、

「向かいます!」

とは言っていただけたが少し心配だった。

当日も慌ただしく時間が経ち、夕刻18:00を回ったころ、

一人の女性が、遠慮気味に玄関を開けた。

あっ、午前中の600万の方だ!

ピンときた!!

今度は落ち着いてゆっくりお話を聞かせて貰った。

よく聞くと、やっぱり、あと600万のようだ。

仮に恵さんとしておこう。


藤田「恵さんはどうやってうちを知って頂けたのですか?」

恵さん「以前、バス見て覚えててん。」


ふむふむと聞き入る藤田であった。


恵さん「でもそんときは控えるもんがなかってんけど、今日また、バス🚌見つけてん。」


藤田の心は(バスに感謝!)


恵さん「ほんで電話したんよ」

藤田「ありがとう、ございます!!」

藤田「ところでバスの何を見て相談してみようと思っていただけました?」

恵さん「はい、住宅ローンというのが一番目立つ所に書いてあったからなんですよ」

『うっほほーいっ!』と私、藤田の心の中で広がります!

実はこの順番、配置について代表坂本、アケ、藤田の3人で、あーだこーだ言いながら決めたんですよ!


AZはそこ?


という細部にこだわるところがある。


それは間違いなく代表坂本のこだわりだろうと思われるだろうが、

アケもそこ、、、?

っていうところで首を縦に振らないことが少なくない。

こだわりがなく、繊細でもない私が、、、
見習わないといけないところです、、、。

ところで恵さん、何とかお悩み解決させたいですね。

当日、頼みの坂本が不在だったので、少しでも早く恵さんが安心していただけるように、私は坂本に電話をし、3人でスピーカで話をしました。

坂本との話が終わると、恵さんは安心して私にこう言った。

恵さん「資料揃えてまたお伺いさせて頂きますね!」

藤田「坂本と話ができて良かったです!資料が揃い次第、ご連絡お願い致します!」

私、藤田はお客様の笑顔が大好物なので、
恵さんの問題が解決して、更なる笑顔を見れる事を望むのであった!
  2020/09/11